下鴨神社 みたらし祭

京都では年中どこかでおもしろいお祭りが行われていますが、
その中でもとても特徴のあるお祭り「みたらし祭」です。
下鴨神社の池に入ってろうそくを奉納するという
ちょっと変わったお祭りでもあります。
「平安時代、季節の変わり目に貴族は禊祓いをして、罪、けがれを祓っていた」
ということから、現在は裸足になってみたらし池をすすむ「足つけ神事」となっているようです。

まずは入り口で奉納料金を払うと、木の棒にささったろうそくを渡されます。
それを持って、じゃぶじゃぶと池の中に…
幻想的な提灯がかかった橋をくぐり、
ろうそくの火をつける場所に。
火をつけた後、さらに進んで奉納場所に行ったら
並んだろうそくの棚のような所にろうそくを置きます。

奉納後は池を出て、お水を飲ませてくれるところもあるので
おいしい天然水をごくっと一杯。
今日来れなかったご家族やお友達の分もお参りしたい方は
かわいい足形のお札に名前や年齢などを書いて水に浮かべます。

このお祭の醍醐味はなんと言っても池の水の冷たさ!
想像以上の冷たさで、池を出るころには足はキンキンに冷えていました。
朝から夜までやっているので、いつでも行けるのですが、
夜に行くとろうそくや提灯の灯りなど、とても幻想的でおすすめです。